一般社団法人 日本溶融亜鉛鍍金協会
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安全で環境にやさしい無煙フラックス製造の特許を取得しました。

2016/09/08

【背景】

フラックス処理は、鋼材をめっき浴に浸漬する際に鉄と亜鉛の合金化反応を阻害する物質の発生を防ぎ、表面の異物を取り除く働きをする重要な工程です。殆どのめっき工場で塩化亜鉛(ZnCl2)と塩化アンモニウム(NH4Cl)および界面活性剤を主成分としたフラックスを使用していますが、めっき時に塩化アンモニウムが昇華、あるいは分解揮発することによって多量の白煙を生じるため、作業者への悪影響、工場内の視界不良、排煙装置の設置・稼働によるコスト増を余儀なくされています。

そこで当協会では、この問題の解決に取り組み、煙の出ないフラックスの開発に成功し、このたび特許登録しました。

 

【特許の概要】

 溶融亜鉛めっき用のフラックスの機能としては、(1) 融点が低いこと、(2) 化学的洗浄力を十分に持つこと、(3) 潤滑能力や流動性が高いことが求められます。
 今回の特許はこの機能を保ちつつ、
(4) めっき浴に浸漬した際に煙を発生しないことの条件を満たす成分系として、KCl60~62%、残余をZnCl2としてなるフラックスです。従来のフラックスが20%近く揮発し発煙するのに対し、今回開発したフラックスは0.4%しか揮発しないため、煙発生を無視できる程度まで抑えることができます。

 

【特許の成立】

 上記内容のフラックスに関する特許を平成25年4月4日に出願し、平成28715日に特許登録されました。

 

【特許の名称】

特許第5969948号「溶融亜鉛めっき用無煙フラックス及びそのフラックスを用いた溶融亜鉛めっき方法」

 

【特許権者】

一般社団法人 日本溶融亜鉛鍍金協会

 

【発明者】

沖 猛雄(名古屋大学名誉教授)

市野 良一(名古屋大学教授)

 

【今後の展開】

 当該特許の使用を希望する者には、一定の条件の下、特許許諾いたします。また、当該無煙フラックスの更なる性能向上を目指し改良を行って参ります。

 ※特許証はこちら