令和5年度 「さびを防ぐ」技術講演会のご案内
1.はじめに
鋼材は私達の社会生活に欠くことのできない素材として様々な分野に使用されています。鋼材の製造には多くのエネルギ-と労力が費やされますが、そのままでは腐食損傷して“さび”を生じ、“さび”が進行すると鋼材の寿命が失われてしまいます。四方を海に囲まれ、湿潤なわが国の環境は鋼材に“さび”が生じやすく、2015年の腐食対策費はGNI(国民総所得)の約0.78%、4兆3,000億円と報告されています。
「溶融亜鉛めっき」は鋼材の表面に亜鉛皮膜を形成するめっき方法で、経済的に、長期にわたり“さび”を防ぐことができるため、今日では鋼材の防錆・防食に欠くことのできない技術となっています。また「溶融亜鉛めっき」に使用する亜鉛は、鉱石から製錬されるほか、亜鉛めっきされた鉄スクラップを電気炉で溶解した際に発生する亜鉛含有の製鋼電気炉ダストを回収し、亜鉛地金の原料としてリサイクルされています。
社会資本の基盤である鋼材を『錆びない・腐食しない』新たな素材へと生まれ変わらせ、亜鉛めっきされた鉄スクラップからリサイクルされる亜鉛の使用も可能とする溶融亜鉛めっきは、『リユース、リデュース、リサイクル』の資源循環、鋼材の長寿命化に貢献する優れた防錆・防食技術です。私たちは、この技術を広く普及していくため、「さびを防ぐ」技術講演会を開催しています。
多くの皆さまのご参加をお待ちいたしております。
2.開催概要
【開催日時】 令和5年10月6日(金) 13:00~17:30予定
【開催形式】 ハイブリッド方式 (対面・オンラインの併用)
※オンラインは、ウェブ会議サービス「Zoom」を利用します。
【開催会場】 TKPガーデンシティ大阪梅田 バンケット3A
〔住所〕大阪市福島区福島5-4-21 TKPゲートタワービル
【募集人員】 会場:130名 オンライン:250名
【主 催】 日本鉱業協会 鉛亜鉛需要開発センター / 一般社団法人日本溶融亜鉛鍍金協会
【後 援】 経済産業省
【協 賛】 一般社団法人 日本防錆技術協会 一般社団法人 表面技術協会
公益社団法人 腐食防食学会
【参加料】 無 料
3.講演プログラム
■13:00~13:05
開会挨拶
□13:05~14:15
(1)溶融亜鉛めっきの基礎
シーケー金属株式会社 めっき事業本部 課長代理 西田 雄治
■14:15~15:20
(2)溶融亜鉛めっきに関する話題あれこれ
株式会社デンロコーポレーション めっき事業本部 工学博士 今野 貴史
□15:20~15:30 休憩
■15:30~17:00
(3)亜鉛めっき鉄筋を用いるコンクリート構造物の設計・施工指針(案)の概要
鹿児島大学大学院 理工学研究科 海洋土木工学専攻 准教授 審良 善和
□17:00~17:30
(4)受講して得られた所見作成(土木学会CPD申請希望者のうち、オンライン参加者のみ)及び講習会にご参加の皆様のアンケート記入
※土木学会CPD申請希望者(オンライン参加のみ)は所見作成を優先してください。
※質疑応答は、音声・チャットで実施する予定です。
※当日の進行状況などにより、時間が前後する場合がございますことをご了承ください。
4.CPD及びCPDSプログラム 申請について
各CPD及びCPDSプログラムの申請方法・受講証明書送付の要件は、以下のとおりとなります。
学習履歴の申請要領は、各プログラム・会場参加とオンライン参加で異なりますのでご注意ください。特に、建設コンサルタンツ協会CPDプログラムを申請される方は、同協会が発行している「CPD解読書第9版(2023年4月)」をご参照ください。
本フォームにて申請を希望するプログラムをチェックし、必要事項を入力・送信した上で、講演会では必ずご希望のプログラムの申請要件に対応する必要がありますので、ご注意ください。
なお、いかなる場合でも申請の要件が確認できない受講者には、受講証明書の発行や学習履歴の申請代行が出来かねますことをご了承ください。
■ 土木学会CPDプログラム
・会場で参加される方
当日受付において本人確認をさせていただき、講演終了後、一般社団法人日本溶融亜鉛鍍金協会事務局(以下「主催者」という。)から受講証明書を郵送いたしますので、学習履歴の申請は各受講者で行ってください。
・オンラインで参加される方
主催者が次の事項を確認し、確認できた受講者に受講証明書を送付(郵送)しますので、学習履歴の申請は各受講者で行ってください。
①受講申込が主催者にあり、主催者が各講演でZoomにより受講を確認できること。
(各講演の入退室ログで受講の有無を確認します。)
②講演会終了後、ご案内するURLより申請フォームにアクセスし、必要事項・受講して得られた所見(学び、気づきなど)を100文字以上でまとめ、主催者に提出すること。
■ 日本建築士連合会CPDプログラム
・会場で参加される方
当日受付において本人確認及び 1)建築士会CPD番号、2)カナ氏名 を確認させていただきます。
※ 1)2)ともに本フォームで入力・送信いただきます。学習履歴の申請は主催者が代行いたします。
・オンラインで参加される方
次の事項を確認できた受講者の学習履歴の申請は、主催者が代行します。
①申請を希望する受講者は、受講を申し込む際に、1)建築士会CPD番号、2)カナ氏名が登録されていること。
②受講申込が主催者にあり、主催者が各講演でZoomにより受講を確認できること。(各講演の入退室ログで受講の有無を確認します。)
■ 全国土木施工管理技士会CPDSプログラム
・会場で参加される方
当日受付において本人確認及び1)CPDS技術者証登録番号、2)漢字氏名 を確認させていただきます。
※ 1)2)ともに本フォームで入力・送信いただきます。学習履歴の申請は主催者が代行いたします。
・オンラインで参加される方
次の事項を確認できた受講者の学習履歴の申請は、主催者が代行します。
①申請を希望する受講者は、受講を申し込む際、1)CPDS技術者証登録番号、2)漢字氏名が登録されていること。
②受講申込が主催者にあり、主催者が各講演でZoomにより受講を確認できること。
(各講演の入退出ログで受講の有無を確認します。)
③講演会中に撮影するスクリーンショットで、CPDS学習履歴の申請を希望する者の受講確認(顔、名前)が行えること。
(講演会中、スクリーンショットにてお名前・お顔を控えさせていただきます。申請希望者は常時カメラONでご参加頂く必要がございますので、講演会当日までにカメラをONにできる環境のご用意をお願いいたします。なお、講演会中に3回スクリーンショットを撮影いたします。)
■ 建設コンサルタンツ協会CPDプログラム
・会場で参加される方
当日受付において本人確認をさせていただき、講演会終了後、主催者から受講証明書(※1)をお渡しいたしますので、受付でお受け取りください。学習履歴の申請は各受講者で行ってください。
(※1)建築コンサルタンツ協会の受講証明書は、各プログラムの申請の有無にかかわらず、参加された全ての方にお渡しいたしますので、受付でお受け取りください。
・オンラインで参加される方
主催者が次の事項を確認し、確認できた受講者に受講証明書(※2)を送付(郵送)しますので、学習履歴の申請は各受講者で行ってください。
①受講申込が主催者にあり、主催者が各講演でZoomにより受講を確認できること。
(各講演の入退室ログで受講の有無を確認します。)
(※2)建築コンサルタンツ協会の受講証明書は、各プログラムの申請の有無にかかわらず、参加された全ての方に送付(郵送)いたします。なお、部分的な参加の受講者にはプログラム番号を記載せず、参加された時間のみ記載した受講証明書を送付(郵送)いたします。
5.参加を希望される方は、以下のウエブサイトからお申し込みください。
■ 令和5年度 「さびを防ぐ」技術講演会 申込フォーム
https://pro.form-mailer.jp/fms/6eb75363292231
お申込みいただいた方には、メールにて参加方法等の詳細をご連絡いたします。
本件に関するお問い合わせは下記担当者までお願いいたします。
(一社)日本溶融亜鉛鍍金協会 電話 03-5545-1875
メール : aen.mekki.office@gmail.com 茂木、中塚