一般社団法人 日本溶融亜鉛鍍金協会
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年頭所感

2015/01/13

新年明けましておめでとうございます。

 

昨年の溶融亜鉛めっき業界は、安倍政権下の経済政策や東京五輪の開催決定などの好材料に支えられ、仮設、建築需要が増加しました。本年は、東京五輪、東日本災害復興をはじめとする需要の本格化を期待しております。その一方で、光熱費や副資材費に加え、亜鉛地金が2012年比約1.4倍になる等、めっき業界は厳しい経営を余儀なくされております。関係各位には、めっきの公正な評価をして頂き、ともに長寿命化に貢献する社会インフラ構築を進めていきたいと考えております。

 

さて、本年の協会の最重要課題は、めっき鉄筋の需要拡大に本格的に取り組むことです。具体的には、大学との共同研究を通じ、めっき鉄筋の優位性に係る基礎面での理論武装を図ります。また、昨年は、めっき鉄筋を建築基準法に基づく指定建築材料とすべく、4社が日本建築センターの評定を取得しましたが、本年は更に13社取得し、めっき鉄筋の安定供給体制を整備します。

2番目として、めっき技能という国家資格の取得を支援する観点から、教材の充実を図るとともに、講習会等による人材の育成に努めます。

3番目として、作業環境改善と省エネルギーに貢献するために協会が開発した無煙フラックスの実用化、並びに環境問題に対するコンプライアンスの周知徹底を図って参ります。

4番目として、ホームページの更なる充実、学会での発表、論文掲載を通じ、土木建築業界等需要家の理解度向上に努めて参ります。

 

最後になりますが、関係する皆様方には、今後益々のご指導、ご鞭撻を何卒よろしくお願い致しますとともに、日本経済がデフレ脱却し発展していくことを祈念して、私の年頭の挨拶と致します。


一般社団法人日本溶融亜鉛鍍金協会
理事長  田中 雄